2013-01-20

こいつホントにアホだな

...と思う人がいる。田村耕太郎さんである。以下、彼が最近アゴラに寄稿した記事、ハーバードに日本人殺到?!内向き終わる?から。

スーザン・ファー女史によると、ハーバードで増えているのは学部への出願だけではないそうだ。

ぼくが新聞記者の息子だから、木を見て森を見ない人間だからかもしれないが、「女史」という表現を今時使う人がいることにビックリした。そこまでファーさんが女性であることを強調したかったのだろうか。

ツッコミどころは続く。

この影響は、大学に限らず、開成、筑駒、灘等の名門高校にも及ぶだろう。これらの学校の在校生で感度のいい連中は...

名門高校を並べるんだったら女子校も入れた方がいいのでは。これでは日本の迷門名門高校が全て男子校のようである。なんだっけ、水道橋にある女子校の名前...

別に田村耕太郎さんが「女史」という表現を使おうが、名門高校として男子校を並べようが、そんなのは彼の自由である。ただ、以前にも書いたが、彼は彼なりに日本の男尊女卑の文化を憂いているのだ。その彼が書く文章が、ほぼ無意識に、初期設定的に男目線なのでワロてしまう。あと「感度のいい連中」というが、男子高校生なんて名門だろうがそうではなかろうが、みんな別の意味で感度がいいと思うのは、ぼくだけだろうか。

最後にもう一つ引用する。

スーザン・ファー女史には「私が書いた二つの書籍「君はこんなわくわく世界を見ずに死ねるか?」と「君は世界を迎え撃つ準備ができているか?」がハーバードに願書が増えたことに10%くらいは貢献したと思います」とお伝えした。

どこから10%という数字が出てきたのか皆目見当もつかないが、どうせテキトウな数字を出すなら10%とは言わずにもっと大きく出てほしいものだ。あと「世界を迎え撃つ」ってなんだよ。

悪い人ではないんだろうが、本当にアホだ。

Creative Commons License