2012-09-03
女子力という単語を覚えたので、日本人力という単語を作ってみた
先日、日本人の知り合いと話をしていたら、「女子力が足りない」という表現を耳にした。当方は、最近の流行の言葉に疎いので、イマイチ意味がわからない。その後ネットでちょっと検索したら、なんか女性というジェンダーが含む歴史的な役割や、それに対する偏見を全て突っ込んだ、野良猫にやる残飯みたいな単語であることがわかった。いや、そんな言い方をしたら野良猫に失礼かもしれない。
いつもできているわけではないが、ぼくは、意味が曖昧な単語を使うのは避けるようにしている。というのも、意味が曖昧な単語を使うということは、何が言いたいのか自分の中で整理ができていない可能性が高いからだ。言いたいことが明確ならば、お茶を濁すような言葉にスペースを浪費する必要はない。
そしてこの「女子力」という言葉、意味が曖昧なだけではなく、女性とはこうあるべきだというステレオタイプを頭に刷り込むというヒドい副作用も伴っている。
まあこんなことを書いたところで、「それはお前が日本に住んでないからだ」とか「言葉の定義をどうたらこうたら言ってどうする」みたいな反論されるのは目に見えているので、おそらく皆さんにとってあまり気持ちのよくない言葉を定義してみたい。一般化されすぎていてアホらしいという点と、ステレオタイプの永続化に貢献するという点では、「女子力」と同じくらいの破壊力を持っていると思う。
「日本人力」という言葉だ。以下に、ぼくなりの定義を書くが、二つ断っておく。
- ぼく自身は、こんな一般化も甚だしい曖昧な表現は馬鹿げていると思っている。
- だが、どれもぼくの周りの非日本人から「日本人ってこうだよね」と個人的に言われたことだ。
では、以下にquipped流「日本人力」の定義を。weblioに載るかな。