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銀座でバイトからの汐留の内定取り消し

筆者最愛のニュースサイト、ライブドアニュースより、差別大国日本を象徴するゴシップである。

端的にまとめると、女子アナ(そもそもこの表現からして日本の男尊女卑は金メダル級である)の内定を貰っていた女性が、銀座のクラブでバイトしたことが内定先にばれて、奥ゆかしいプロセスを経て採用見送りになっていたという話である。こういうプロセスの合法性は、法廷で争えばいいと思うが、スクープ元であるクオリティタブロイド週刊現代が指摘するように、いずれにしたって汐留で彼女を待っているのは茨の道だろう。よくも悪くも人と議論を分けられず、人身攻撃(場合として擁護)に走る日本の伝統が滲み出ている。

イメージ商売の在京キー局にとっては、夜の銀座でのバイト歴は、フライデー爆弾的な意味で深刻な不安要素だったのかもしれない。だが、そんな銀座のバーを占拠し、疑似恋愛とべらぼうに高い酒を楽しむのは、イメージ商売を運用するオジサンたちに他ならない。

そもそも銀座のバイトなんぞ婉曲表現が必要なほど、バーのホステスというのはタブーな職業だろうか。女性が男性に酒を振る舞い、会社でも家庭でも誰も耳を貸さないスケールの小さい自慢話を懇意に聞く—立派なビジネスではないか。銀座のバイトを後ろめたいものとみる共通意識こそ、男性社会の卑小さと罪悪感の表象じゃなかろうか。

ちなみに文頭でリンクしたライブドア記事だが、証言者の1人の肩書きが「女子アナウォッチャー」となっている点について、どなたかにご教示願いたい次第である。

2014-11-10