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難しい英単語とドヤ顔

それなりに英語を知っている人ならわかるかもしれないが、英語にはどう考えても使う必要がなさそうな変な単語がある。いくつか例を出そう。

non sequitur

まず断っておくが、これはnonとsequitur合わせて一つの言葉だ。大体の意味は「ナンセンスなこと・関係ないこと・論理的じゃないこと」という感じだ(詳しく確認したければココに色々書いてある)。この単語、あまりにもちんちくりんなので、どこで覚えたのかさえ覚えている。大学時代、ちょっと太めだけど小動物系の顔をしていたまあまあカワイイ女の子がクラスにいて、宿題とかを一緒にやっているうちに仲良くなって、オンラインでよく話すようになった。なぜか知らないが、ぼくは親しくなると男女問わず哲学的な話をしたがる。ある時論理をこねくりまわしたような話をオンラインで彼女としていたら、自分でもよくわからなくなった。そしたら彼女がこう書いてきた。

LOL non sequitur!

全くもって意味がわからない。"LOL"は"laugh out loud"、つまり大笑いするという意味だが、なんだこの"non sequitur"って。「non sequiturってどういう意味?」って聞くと

Hmmm...nonsense?

だったら"nonsense"でいいじゃないか。

raison d'être

これはもろにフランス語の流用だ。存在意義という意味。これはカミュかなんか実存主義の本を英語で読んだ時に、前書きを書いた人が使っていた気がする。"reason for existence"じゃ駄目なんだろうか。絶対そっちの方がわかりやすいと思うんだが。

sine qua non

2単語では飽き足らないようで、3単語になってしまった。sineとquaとnon3つあわせてサンレンジャーではなく、「なくてはならないもの」みたいな意味だ。字面を見ただけでは全くもって予測不可能だ。言葉の意味は「なくてはならないもの」だが、この言葉自体は「なくて構わないもの」だ。


こんな意味プーな単語を覚える意味はなんだろうか。それは、こういったハイソな響きのする言葉を多用し、ドヤ顔をかましてくる奴らを撃退するためだ。例を出そう。

こうやってハイソ君の難関単語を平易な言葉に置き換えることによって「どうだ、おれはお前がドヤ顔かまして使った難しい言葉だって意味はわかっているんだぞ」と牽制できるわけだ。一見和やかな会話でも、水面下では火花が散っている。

ぶっちゃけこれは全部、僕の妄想かもしれない。でも難しい言葉を使うデブの小動物女子や、カミュの前書きから、こういう難しい言葉を聞いて覚えてしまった以上、どうにか動機付けをしたかった。

それでは明日朝早いので今日はこの辺で。

2011-10-13